
イラクの刑務所の門の鍵。イラク南部に位置する米国が運営する収容キャンプの囚人たちが、4月1日に暴動を起こした。米軍はこの件を否定していたが、国際赤十字委員会がこれを事実と確認した。
「4月1日にキャンプ・ブッカで暴動が発生した。国際赤十字委員会の代表団が、当日、定例の囚人訪問で現場に居合わせており、現在詳しい状況を確認中である」と、国際赤十字委員会のバグダード代表団のチーフであるクリストフ・ベネイ氏は述べた。
これより先に、……な聖職者であるムクタダ・サドル師の運動の代表者が、キャンプ・ブッカでは金曜日に被拘束者の一部が暴動を起こしたことを明らかにしていた。暴動を起こした被拘束者のうちのひとりが、医学的手当てを受けることを拒まれていた。
サドル師の運動の代表者は、米兵はゴム弾を使って暴動を抑え、人数ははっきりしないが、被収容者を負傷させたとして厳しく非難した。
しかし米軍がそれについて訊かれると……。
サドル師の運動の説明についての質問を受け、イラクにおける米国運営の収容施設のスポークスマンであるガイ・ラディシル中佐は、そのような出来事すなわち暴動があったとはまったく知らないと答えた。
「囚人の虐待の報告は一切ありませんし」と同中佐はAFPに語った。「そのようなことはそこでは一切起きていませんが。医学的ケアを受けられない人も誰もいませんが。」
ところで、こんな薄汚い拷問の巣窟がどうしてブッカという名前なのかということですけど……
米軍は、2001年9月11日のニューヨークのWTCへの攻撃で死亡した消防士にちなんで名づけられたキャンプ・ブッカを、拡張拡充し、アブ・グレイブに収容されている者を含め、最も重い違法行為者を収容する長期収容施設にしたいという思惑がある。
ブッカさんが気の毒だ。過激派に殺されて、死後名前を過激派犯罪者に利用されるなんて。

Posted by: Raed Jarrar / 10:50 PM
-- original post: Riots in Bucca Prison: Guess Who's Lying, Again, 04 April 2005
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