*訳注:写真は左から、タラバニ、アル=ヤワル、マハディの各氏。
イラクからのニュースによると、明日タラバニが大統領に選ばれるらしい。副大統領はアディル・アブデル=マハディとガジ・アル=ヤワル。
ジャラル・タラバニ(JALAL TALABANI) :スンニ派クルド人で、北部の大きなクルド2政党のうちのひとつ、クルディスタン愛国同盟(Patriotic Union of Kurdistan)のリーダー。1934年生まれ。10代のときにクルディスタン民主党(Kurdistan Democratic Party)に加わり、1975年にPUKを設立。タラバニとKDP党首のマスード・バルザニは、選挙では連合を組んで「クルディッシュ連合のリスト」として立候補した。
ガジ・アル=ヤワル(GHAZI AL-YAWER) :シーア派のクランも含み、ペルシャ湾地方で最大の部族であるシャンマー族(Shammar tribe)の勢力のあるスンニ派メンバー。モスル生まれの土木技術者で、45歳。サウジアラビアと米国のジョージワシントン大学に学んだ。イラク人の党(Iraqis Party)を率いている。
アディル・アブデル=マハディ(ADIL ABDUL-MAHDI) :イラクの元財務大臣で、シーア派のSCIRIの主導的政治家。1942年生まれ。王政時代のイラクの閣僚であった人望のあついシーア派聖職者の息子で、フランスで教育を受けている。United Iraqi Allianceで立候補した。
首相についてはまだ何も聞きません。
Posted by: Raed Jarrar / 10:39 PM
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Abdel-Mahdi, Al-Yawar, and Talbani , 04 April 2005
【“アブデル・マハディ、アル=ヤワル、そしてタラバニ (05 April 2005)”の続きを読む】
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イラクの刑務所の門の鍵 。イラク南部に位置する米国が運営する収容キャンプの囚人たちが、4月1日に暴動を起こした。米軍はこの件を否定していたが、国際赤十字委員会がこれを事実と確認した。 「4月1日にキャンプ・ブッカで暴動が発生した。国際赤十字委員会の代表団が、当日、定例の囚人訪問で現場に居合わせており、現在詳しい状況を確認中である 」と、国際赤十字委員会のバグダード代表団のチーフであるクリストフ・ベネイ氏は述べた。 これより先に、……な聖職者であるムクタダ・サドル師の運動の代表者が、キャンプ・ブッカでは金曜日に被拘束者の一部が暴動を起こしたことを明らかにしていた。暴動を起こした被拘束者のうちのひとりが、医学的手当てを受けることを拒まれていた。 サドル師の運動の代表者は、米兵はゴム弾を使って暴動を抑え、人数ははっきりしないが、被収容者を負傷させたとして厳しく非難した。しかし米軍がそれについて訊かれると……。
サドル師の運動の説明についての質問を受け、イラクにおける米国運営の収容施設のスポークスマンであるガイ・ラディシル中佐は、そのような出来事すなわち暴動があったとはまったく知らないと答えた。 「囚人の虐待の報告は一切ありませんし 」と同中佐はAFPに語った。「そのようなことはそこでは一切起きていませんが。医学的ケアを受けられない人も誰もいませんが。 」 ところで、こんな薄汚い拷問の巣窟がどうしてブッカという名前なのかということですけど……
米軍は、2001年9月11日のニューヨークのWTCへの攻撃で死亡した消防士にちなんで名づけられたキャンプ・ブッカを、拡張拡充し、アブ・グレイブに収容されている者を含め、最も重い違法行為者を収容する長期収容施設にしたいという思惑がある。 ブッカさんが気の毒だ。過激派に殺されて、死後名前を過激派犯罪者に利用されるなんて。
Posted by: Raed Jarrar / 10:50 PM
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Riots in Bucca Prison: Guess Who's Lying, Again , 04 April 2005
イスラエルの私営企業が大量のゴミを、パレスチナの土地である西岸に運んで棄てる計画をしている、と、月曜日(4日)にイスラエルの日刊紙ハアレツが報じた。 この廃棄物業者は、毎月およそ1万トンのゴミをイスラエルの中心部、ダンおよびシャロン地方から、西岸で最も大きな採石場であった旧名アブ・シューシャ(Abu Shusha)に運んで棄てる計画である、と記事は述べている。 イスラエル政府はまだこの計画を承認していない。この採石場はケドゥニム入植地とパレスチナ管理下のナブルスの間に位置しており、専門家は、ここにゴミを投棄することはパレスチナの水資源を汚染することになると警告している。 パレスチナ人を殺せ、奴らの土地を奪え、水に毒を入れろ、そうすればブッシュたんから平和賞がもらえるよ。
Posted by: Raed Jarrar / 10:35 PM
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Garbage For Peace , 04 April 2005
【“平和のためのゴミ (04 April 2005)”の続きを読む】
2台の自爆自動車爆弾の現場で、損傷を受けた軍用ヘルメットを持つイラク人男性。この自動車爆弾の後に、アブ・グレイブでの衝突が発生した。2005年4月3日土曜日(2日)の午後7時(GMT午前3時)ごろ、40から60人の反乱者による、組織化されたものと思われる攻撃が(アブ・グレイブ刑務所に対して)あった。まず爆弾を積んだ自動車が2台爆発し、その後RPGや迫撃弾、小火器の銃撃が続いた。 この攻撃は、占領軍に対する1つの攻撃では「今日までで最大数の死傷者」を(またもや)出した。これは、占領イラクでの米軍に対するレジスタンスの攻撃の新たなトレンドを示しているように見える。
この大規模な攻撃は、しっかり要塞化された米軍の拠点に対してあまりない直接攻撃だった 。またこれは、サダム・フセイン大統領が2年前に権力から引き摺り下ろされて以来の米軍に対する攻撃の中では、よく整えられたもののひとつでもある。
「最初に彼らは1つの角を攻撃し、米軍にどこから来ているのかと考えさせ、それから別の角を攻撃した 」と、拘束施設関連の問題の軍スポークスマンのGuy Rudisill中佐は述べた。「これはよくコーディネートされた攻撃でした。これまで我々が見なかったようなものです。 」Posted by: Raed Jarrar / 1:11 PM
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Abu Ghraib Prison Attacked: 44 US soldiers Injured , 03 April 2005
【“アブ・グレイブ刑務所に襲撃、米兵44人が負傷 (03 April 2005)”の続きを読む】
1日金曜日にサマラで爆発があり、そのために損傷を受けた螺旋状ミナレットの上に立つイラク人たち。9世紀に建造されたこのミナレットは、イラクで最もよく知られるランドマークのひとつ。 この歴史的なランドマークは、占領下で破壊された最初のものではないし、残念なことに、これが最後のものになることもないと僕は思う。アルジャジーラのアラビア語版のサイトには、このミナレットは米軍によってスナイパーの拠点として使われていたと書かれている。それが今日壊された。壊したのがイラクのレジスタンスであろうが米国の占領軍であろうが、どちらにしても、イラクにとって、イラク人にとって、アラブ人にとって、ムスリムにとって、また悲しい損失がひとつ増えたわけだ。
マルウィヤには何度も行ったことがある。そこから見るサマラの町は絶景。全体を写した画像がある。
Posted by: Raed Jarrar / 7:57 PM
-- original post:
Al-Malwia, as Sad as the Rest of Iraq , 01 April 2005
【“アル=マルウィヤ、イラク各地と同じように悲しいことに (01 April 2005)”の続きを読む】
医療支援の件ですが、数日前、バグダードにいる弟のハリードに、第2回発送分の第1段階の荷物を送りました。病院に届き次第、写真を追加します。あと、最終的な会計報告もじきに出します。現在鋭意作業中です。
Posted by: Raed Jarrar / 1:21 AM
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Batch Two, Phase One , 01 April 2005
【“医療支援第2回発送分 第1段階完了のお知らせ (01 April 2005)”の続きを読む】
国連の栄養失調の専門家によれば、イラクにおいて、5歳以下の子どものうち、極めて深刻な栄養失調状態にある子どもの割合が、2003年初めから2004年終わりにかけて、ほぼ2倍になっている。 ジャン・ジーグラー氏の話では、2004年に飢餓状態となったイラクの5歳以下の子どもたちの割合は7.7パーセント。米国主導の軍隊が2003年4月にサダム・フセインを追放した直後の数ヶ月では、その数値は4パーセントだった。ジーグラー氏はまた、先に行なわれたイラクでの健康状態調査の要約で、国連人権委員会に対し、全体で4分の1を超える子どもたちが十分な食料を得られずにいると語っている。 同氏は子どもの間で栄養失調が増加しているのは、「連合軍が主導した戦争の結果」であると述べている。この報告書は、食料や水、下水設備などのインフラ設備を、ファルージャをはじめとする都市の市民に対する武器として利用しているとして、米軍を非難している。
Posted by: Raed Jarrar / 12:16 AM
-- original post:
Increasing Numbers of Children Starving in "New" Iraq , 01 April 2004